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タイトル:日米スカウトフォーラム参加レポート

2008年2月2〜4日、マロウドインターナショナルホテル成田で開催された日米スカウトフォーラムに参加した高杉スカウトによるレポートです。本人がこのフォーラムから感じ取った、得たものを中心に述べられています。いかに意義深い経験だったことがお分かりいただけるかと思います。
※なお、当日の日程表はこちらを参照ください。

集合写真

きちんと聞くという、当たり前のことを当たり前に行う。

 受付後の日本側のみで行われたオリエンテーションでは、日本スカウト、スタッフ紹介、世界規模で行われているスカウト活動の紹介、ここで世界スカウト委員会やユースフォーラムの存在を知る。とても遠くにある気がした。それと同時に、世界には2800万人ものスカウトがいると知り、本当に世界最大の青少年教育団体だと数字を見て思う。
 また、ホスト国の一員としての心構えなども言われた。つまり、まわりにあわせてスマートに行動する、他人の無礼にならないようにする。かっこいい言葉だなと思った。 目をつぶって1分間昨日の会話を思い出し、相手の話をいかに思い出せずに自分の話のみ思い出すかを実感〜きちんと聞くという、当たり前の事を当たり前に行う。

現状を知る。世界の問題に対して何ができるか。

 初日の夜、テレサ・バーミンガム世界スカウト委員会副委員長による基調講演があった。その内容は、
 新しい世紀を迎えるが、原点を見直すべき=一日一善やアンノウンスカウト注釈1、アンノウンソルジャー注釈2の話/ グローバル化は進行しているが良い面の享受は先進国のみ⇔スラム、貧困、エイズetc…/ 数十年前のアイルランドとイギリスはひどかった。しかしスカウトフォーラムによって相互理解、相互尊重可能→そして共に進歩できる。/ この先のスカウトヴィジョン…何よりも子ども優先。スカウティングを社会に生かす。/ 自然災害時のビデオ(オーストラリアのイナゴ大量発生、干ばつ、洪水・パキスタン、タイ、インド、インドネシアなどでの津波・アメリカのハリケーン・オマーンのサイクロン)スカウトの奉仕活動を撮ってある。自然災害に準備するには、機会を生かすこと/ 自分から考えて、動く!!

 その後行われたパネルディスカッションでは基調講演の感想として4つのキーワードが出た。
 「現状を知る」ことが相互理解につながる。グローバル化に取り残された人たちに目を向ける。
 社会の中でスカウト活動は「教育」の一部であり、全員で協力すれば世界を変えられる…それがスカウト活動の力である。
 世界の問題に対して何ができるか。「コミュニケーション」をとること、違いを受け入れること=「異文化理解」。地球市民の下地としてのスカウト活動があり、友達作りから相手を理解する。そのためにも日本人は外国語を学ぶべき。新しい世紀は国際平和がキーワード、共通目標実現のために異文化理解が必要である。
アメリカスカウトと
注釈1 アンノウンスカウト
 1909年霧のロンドンでの出来事。アメリカから来たボイス氏が道案内をしてくれた少年にチップをあげようとしたところ、「僕はボーイスカウトです。今日も何かよいことをするつもりでいました。お役にたててうれしいと思います。スカウトは、他の人を助けることでお礼はもらいません。」と少年は言った。少年の名はわからないが、ボイス氏が帰国後大統領などに話し、アメリカでボーイスカウトが始まるきっかけとなった。

注釈2 アンノウンソルジャー
 太平洋戦争末期、南洋の小さな島で一人の米兵がけがを負って倒れていたところ、一人の日本兵が銃剣をもって突き進んでくるのが見えて気を失ってしまった。しばらくして気がつくと日本兵は見当たらず小さな紙切れが置いてあった。そこには「私は君を殺そうとした日本兵だ、君が三指の礼をしているのを見て、私も子どもの頃スカウトだったことを思い出した。ボーイスカウトは兄弟だ、それに戦えなくなった人を殺すことは許されない、傷は応急手当をしておいたよ、グッド・ラック」

アメリカスカウトのプレゼンのうまいこと!

 2日目がフォーラムのメインで分科会、全体会の順で行われた。私たちGroup1は最初自己紹介をせずに話し合いへ。通訳なしは大変厳しい。コミュニケーションに関して、eメールもいいがface-to-faceが大切だというと、理解を示してもらい、キーワードの1つになる。あとはlocationの違いから日々の活動はどのようなものかや、世界機構の必要性、など話し合ったが、後半になってくるとアメリカスカウトの話すピッチが速くなり、話し合いについていくことが出来なかった。悔しかった思い出の1つである。しかし休憩時間には片言英語やJapanese-Englishで会話出来た。日米それぞれ地図を描き、出身はどこかを書いたりもした。
 全体会では各グループから出た意見を基に、採択文を採択するというもの。アメリカスカウトのプレゼンの上手いこと上手いこと!!outputの教育がなされていて、16,17歳でも日本の大学生顔負けのプレゼンをしていることに驚いた。
 当初予定された採択文(起草委員会が作成)からはかけ離れ、急遽各グループが1項目ずつ出し合う形になった。その結果大幅に時間がずれ込んだ。しかし、日米のスカウトが積極的に発言していたのは印象的で、よい採択文を作ろうとしていたのが分かる。世界ユース委員会なるものの設立まで盛り込またが、5W2Hが不透明なまま採択されたので実行に移せるかは甚だ疑問である。>>採択文はこちら

Group1のメンバー

このフォーラムを通じて得たこと

スタンツ 交歓夕食会。食事を取ってから調印式があり、その後はアトラクションで、スタンツを行った。アメリカスカウト4人のスタンツは「これぞ、アメリカンジョーク」と言う内容。そのうち見せますが、受けないかもよ??
 次に日本スカウトの獅子舞。かっこよかったよ!そしてソーラン節!!当初の予定では4人だったが、途中から踊りを知っている人が入って総勢8人ほどに。ソーラン節、よさこいソーラン、南中ソーランと、種類は違えど心は同じ。アメリカスカウトに楽しんでもらえた。僕は途中飛び入り参加で踊ったものの、筋肉痛が・・・そして節分のスタンツ!!僕が舞台監督となり、10人ほどで劇をした。悪い鬼を日米スカウトが豆を投げて退散させる内容。後始末はもちろんみんなで。そしてアメリカ側全員による歌。タイトルは忘れたが大変よかった。

 翌朝はアメリカスカウトの出発。予定では8時にバス出発の予定が、雪の影響で渋滞するからと、7時に変更。最後の別れを惜しみながら見送った。
 今回のフォーラムに参加して得たこと。それは「伝えようとする心の大切さ」、「はじめの一歩を踏み出す勇気の必要性」である。またスカウト活動の広報や知らせる努力の必要性を感じたし、参加対象のスカウトは是非ともこのようなフォーラムに積極的に参加するべきである。ボーイスカウト活動の考え方だけでなく、ボーイ以外に関しても視野が広がり、自分自身と向き合ういい機会になると思う。

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